えっ、AMステレオ放送って?


ラジオについてネタはいくつか書いてきました。
今回はAMのステレオ放送についてです。


ところでAMステレオ放送って聴いたことはありますか?

恐らく30~50代の方はラジオ世代の人が多いと思いますが、それでもあえてステレオで
なくてもいいんじゃないの?・・・ てな感じでしょうね。


AMステレオ放送は1992年から首都圏のAM放送キー局を中心に放送が開始されました。
東京では、文化放送・TBSラジオ・ニッポン放送・・・・などです。

( 写真の1242は ニッポン放送JOLF ステレオ受信中 )


残念ながらAMステレオ放送を終了する放送局が多くなってきています。

2012年5月現在、東京圏でAMステレオ放送をやめた局は、TBSラジオが2011年1月30日、
文化放送が2012年2月5日にステレオ放送を終了し、モノラル放送に戻されました。

ではその理由は何かというと・・・

①AMステレオラジオの製品が少なく普及が進まなかった事。
②結局NHKがAMステレオ放送の参加を見送った事。
③放送設備の更新でシステムのコストがかさむ事

・・・・・ などがあげられるようです。

2012年5月現在では、ニッポン放送、CBCラジオ、ラジオ大阪、和歌山放送などで継続されて
いるだけのようです。



このラジオはスピーカーはモノラルですがステレオミニジャックでヘッドフォンや外部スピーカーなどを接続して
ステレオ放送を聴くことが出来ます。

音楽やナイター中継などはもちろんステレオで楽しめます。特にナイターは臨場感があって
非常にいい感じです。



すでにAMステレオラジオ製品はメーカーの生産が完了した為、店頭に在庫がなければ購入は
難しくなりました。 

他にも単体のラジオやチューナー、カーステレオなど発売されていましたが販売当時はやはり
他の機種より若干、高いような印象ではあったと思います。

FMでは文字多重放送がありますが、こちらも東京FM系列やFM横浜など一部の独立FM局
のみでの配信のようです。 詳しくは→ ※ネットに依存しない情報源ラジオ





アーカイブにもありますが今話題のスマートフォンのラジオアプリやPCのラジコのように
ネット経由で聞く方式は震災時などは通信が多くなり繋がりにくい現象が発生します。

また、スマホのラジオアプリを使う場合の“ラジコ”は無料ですが、ほとんどが毎月数百円の料金がかかりますし、
なによりもアプリなのでスマホのバッテリーの消耗が早いです。

だからレファンスはラジオ受信機をお勧めなんですよね。 


いいサービスであってもニーズがなければ縮小されてしまうのは仕方がないことでは
ありますが、やはり寂しい気がしてなりませんね。。。



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