2011年3月11日の大震災ではあらゆるインフラが大きな影響を受けました
もちろん通信インフラもその一つです。
日本全国で家族や知人、会社への連絡などで通信トラフィックが急上昇し、
固定電話や携帯電話の基地局の崩壊などで繋がり難くなりました。
一般的に携帯電話会社は震災時などに激増する携帯からのアクセスを整備する為に
強制的な通信制限を行いますが3月11日の音声通信の規制は約70~80%だったと
言われています。
「ドコモは非常時に備えて東日本と西日本の二ヶ所にオペレーションセンターを設けています」
特に日本の総人口の半分近い契約数を誇るドコモも多くのアクセスと大規模な規制によって
繋がり難い状況となりました。(優先回線を除く。)
因みに行政機関や一部企業などは震災対策などで衛星携帯電話や災害時優先回線を持つ
企業もありますのでこういったシステムを利用しています。
そして当時、一般の人でも震災時直後に影響なく繋がった回線がありました。それは震災後に
ニュースでも一時、話題となったPHSです。携帯電話のSBMの通話定額が始まった頃から
PHSの人口は減少していましたが、今回の震災時では規制を受けず通話や通信が出来たと
言われています。 (2011年12月現在PHS人口は約430万人)
また、PHSと同じようにドコモのデジタルムーバもFOMAへの移行で人口が減少している
関係から規制の対象にならない為、3月11日の震災直後でも通話や通信が可能でした。
「ラジデンとF905i(左) P506ic と N02B(右)」
(それぞれペアでデュアルネットワークサービス継続中)
以前も書きましたが http://lefanss.blogspot.com/2011/11/blog-post_24.html レンファンスは
現在でもFOMAとムーバが切り替えで利用が出来る「デュアルネットワークサービス」を継続し
ています。これはFOMAの電波まだ十分でない頃にドコモが同じ番号でFOMAとムーバを任意で
切り替えをして利用が出来る苦肉の策と言われたサービスをスタートしました。
(※このデュアルネットワークサービスの受付は終了しています。)
(現在でもほとんどのFOMAにこのネットワーク切り替えモード項目が存在しているが
デュアルネットワークサービスの契約をしてなければ意味の無い機能である。)
当初このサービスは自分で切り替え操作しなければならないとかFOMAとムーバの2台を
持っていなければならないと不評な面もあったが皮肉にも今回の大震災でネットワークが違う
ムーバへ切り替えが可能である事に大きな意味と価値ある機能であることを再認識した人も
いるでしょう。
月額で315円ですが同じ番号でドコモのデジタルムーバとFOMAのネットワークが使えるのは
ある意味で貴重であり最強のオプションサービスと感じます。しかし2012年3月末にはデジ
タルムーバ自体のサービスが終了するのでそれまでの命ですねw
普段は普通に使っている携帯(スマホ)は大震災や大勢の人が集まるイベント会場になると
非情にもほとんど使いモノになりません。
オール電化も電気が来なければお湯が沸かせません・・・
何かに一元化する事のは 実はリスクが高いのです。
銀行でも保険会社でも破産する時代です。お金だけでなく生活インフラも
ある意味リスク分散しなければならない時代だとレファンスは考えます。。。
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